施術系サービスは「何をいくらで受けられるか」が事前に見えないと、初めての来院・来店をためらうお客様が少なくありません。特に整体院やマッサージサロン、リラクゼーション施設は、施術内容・時間・料金のバリエーションが多く、「よくわからないから別の店にする」と離脱されてしまうケースもあります。

料金表は単なる価格のリストではなく、「ここは安心して入れる場所だ」と感じてもらうための信頼の入口です。この記事では、整体院・サロンの料金表に必要な項目の書き方から、信頼感を生む表現のコツ、院内の掲示場所の考え方、作成方法の比較まで、実践的なポイントをまとめています。

整体院・サロンの料金表に必要な項目

料金表に盛り込むべき情報は、お客様が「予約前に知りたいこと」と重なります。次の項目を基本としてください。

コース名と施術内容の一言説明

「全身60分」「骨盤矯正コース」だけでは、初めてのお客様には何をする施術かがわかりません。コース名の下に「全身のもみほぐし」「ストレッチを取り入れた骨格矯正」など、施術の内容を一言添えるだけで選びやすくなります。

施術時間と料金

時間と料金は必ずセットで表記します。「60分コース 6,600円(税込)」と明確に書くことで比較しやすくなります。複数のコースがある場合は、短い時間のコースから長い時間のコース順に並べると視線が自然に流れます。

初回料金・初見料

初回限定の割引がある場合は「初回体験限定 4,400円」のように明記します。逆に、問診や検査が必要なため初回だけ追加費用がかかる場合も「初回カウンセリング料 ○○円」として必ず記載してください。事前に書かれていない追加料金は大きな不信感につながります。

回数券・定期コース

「5回券 27,500円(1回あたり 5,500円)」のように、総額と1回あたりの単価の両方を記載するのが親切です。有効期限がある場合は期間も明記しましょう。

保険適用について

整骨院や鍼灸院など保険取り扱い施設では、「健康保険が適用になる施術とならない施術があります」と明記するだけで、来院前の疑問を和らげることができます。ただし、保険適用の可否は症状・施術内容・個人の加入状況によって異なります。料金表での断定的な記載は避け、「詳しくはスタッフにお気軽にお尋ねください」と添えるのが無難です。

信頼感を生む料金表の書き方

専門用語には一言説明を添える

「ストレッチポール矯正」「フェイシャルリフトアップ」など、施術名だけでは初めてのお客様に伝わらないことがあります。「ストレッチポールを使った背骨の矯正」「マッサージで輪郭を引き上げるフェイシャルケア」など、何をするかを一言添えるだけで安心感が増します。

「〜円から」を乱用しない

「3,000円から」という表記は最低価格を示しているだけで、実際にいくら払うことになるかがわかりません。よほどの理由がない限り、全コースの価格を最初から明示した方が信頼されます。「from ○○円」でまとめる書き方も同様です。

注意

「追加料金がいくらかかるかわからない」は、施術系サービスで最も不信を招く要因のひとつです。延長料金・オプションの価格・タオル代・施術着代など、施術料以外に費用が発生する場合は漏れなく記載してください。来院後に初めて伝えるのは、クレームや悪評の原因になります。

価格は税込で統一する

「税込価格で表示しています」と一言添えた上で、すべてのコースを税込で統一するのが最もわかりやすい方法です。税抜と税込が混在している料金表はお客様が計算しなければならず、ストレスになります。

ポイント

料金表の読みやすさは、文字の大きさと余白の取り方で大きく変わります。コース名・時間・料金を縦に整列させるか、シンプルな表形式にまとめると、お客様が一目で比較できます。

院内のどこに掲示するか

料金表は「見てほしい場所」に置くことで効果が変わります。場所ごとの役割を意識して配置しましょう。

入口・ドア付近

初来院のお客様が最初に確認できる場所です。「どんな施術をいくらで受けられるか」を伝える最初の接点になります。外からも視認できる位置に主要コースと料金帯を示すと、飛び込み来院のハードルが下がります。

受付・カウンター

スタッフが対面でご案内する場所です。口頭の説明と合わせて目に入る位置に置くと説明が伝わりやすく、コース選択の後押しにもなります。全コースを一覧できるA4横版の料金表が向いています。

待合スペース

施術を待つ時間に、追加メニューや次回コースをゆっくり検討してもらえる場所です。回数券の案内や季節限定コースの告知も、待合スペースに置くと自然な形で目に触れます。

施術室

施術後に「次回はどうしますか?」という会話が生まれる場所です。次回コースの案内をまとめた小型カードやA5サイズの簡易料金表を置くと、次回予約の話題が出やすくなります。

料金表を作る方法と費用

料金表の作り方には大きく3つの選択肢があります。

自作(Word / Canva など)

無料で始められ、テンプレートも豊富です。ただし、デザインの調整や印刷用PDFの書き出しには手間がかかります。コースが変わるたびに修正・再印刷が必要になり、更新のたびに時間が取られやすいのが難点です。

デザイン会社・フリーランスに外注

プロが作るため完成度が高く、印刷入稿データまで用意してもらえます。制作費は内容・ページ数によりますが、数万円以上かかることが多く、小さな修正のたびに追加費用が発生する場合もあります。詳しくはメニュー表を外注するときの費用と注意点でまとめています。

専用サービスを使う

月額定額でメニュー内容の編集・PDF出力・印刷が一体化したサービスです。自作よりデザインのクオリティが安定しており、外注より費用を抑えやすいのが特徴です。更新頻度が高いお店や、まずコストをかけずに始めたい方に向いています。

メニュー改定をすぐ反映できるようにしておく

整体院・サロンでは、コースの追加・回数券価格の変更・季節限定メニューの入れ替えなど、料金表が変わる機会は少なくありません。そのたびに外注に依頼したり、デザインデータを開いて修正したりする手間は、積み重なると大きな負担になります。

「料金を変えたのに料金表の修正が後回しになっている」という状態が続くと、古い価格で案内してしまうトラブルにもつながります。更新コストを下げる仕組みを最初から用意しておくことが、長く続けられる運営につながります。

MenuPrint(メニュープリント)は、スマホのブラウザでメニュー名と価格を書き換えるだけでPDFが自動で更新され、発行されたQRコードをローソン・ファミリーマートのマルチコピー機にかざすだけで印刷できるサービスです。アプリのインストールは不要で、月額980円(税込)〜の3プランから選べます。印刷代はA4カラー片面80円〜、両面120円〜です。

もともとは飲食店向けに設計されたサービスですが、施術コース一覧・料金表・回数券案内など「テキストと価格を並べるシンプルなレイアウト」であれば、美容室・整体院・リラクゼーションサロン・小売店・カルチャースクールなど幅広い業種でご利用いただけます。運営は株式会社スマイルファクトリーです。

料金表の更新が、スマホとコンビニで完結

月額980円(税込)〜、何度でも編集・印刷できます。初回相談は無料です。

MenuPrintを詳しく見る

よくある質問

料金表に保険適用の有無を書いた方がいいですか?
保険を取り扱っている施設では、「保険適用の施術と自費施術があります」と明記することで来院前の疑問が減ります。ただし、保険適用の可否は症状・施術内容・個人の加入状況によって異なるため、「詳しくはお問い合わせください」と添えて断定的な記載は避けてください。
回数券の価格表示はどうすれば良いですか?
「5回券 ○○円(1回あたり ○○円)」のように、総額と1回あたりの単価の両方を記載するのがおすすめです。通常価格との差額も添えるとお得感が伝わりやすくなります。有効期限がある場合は必ず明記しましょう。
料金表はどのくらいの頻度で更新すべきですか?
コース内容や価格が変わったタイミングで必ず更新しましょう。古い金額が書かれた料金表が院内に残っていると、お客様の混乱やトラブルの原因になります。更新コストを下げる仕組みを整えておくと、修正のたびに後回しになりません。
整体院・サロンでもMenuPrintは使えますか?
はい、飲食店以外にも対応しています。施術コース一覧・料金表・回数券案内など、テキストと価格を並べるレイアウトであれば問題なくご利用いただけます。まずは初回相談(無料)でお気軽にお問い合わせください。