「メニュー表を作り直したいけれど、お店にパソコンがない」「パソコンは苦手で、できればスマホだけで済ませたい」。そんな店主の方に向けてお伝えすると、いまはスマホだけでメニュー表の作成から印刷まで完結できます。無料で使えるアプリやサービスがそろっているため、パソコンを新しく買う必要はありません。
この記事では、スマホでメニュー表を作る3つの方法を比較し、つまずきやすいポイントと、作ったメニュー表を印刷する方法まで順番に解説します。
スマホでメニュー表を作る3つの方法
スマホでのメニュー表づくりは、大きく分けて次の3つの方法があります。
方法1: 無料のデザインアプリ(Canvaなど)で作る
Canva(キャンバ)に代表されるデザインアプリには、飲食店向けのメニュー表テンプレートが多数用意されています。テンプレートを選んで文字を差し替えるだけで、見栄えのするメニュー表が作れるのが魅力です。写真の配置や配色も自由に変えられるので、デザインにこだわりたいお店に向いています。一方で、選択肢が多いぶん操作に慣れるまで時間がかかることもあります。
方法2: WordやGoogleドキュメントのスマホ版で作る
WordやGoogleドキュメントといった文書作成アプリにもスマホ版があります。品名と価格を並べるだけのシンプルなメニュー表なら、この方法でも十分です。Googleドキュメントは無料で使え、作った文書をそのままPDFに書き出せます。ただしスマホの文書アプリは細かいレイアウト機能が限られており、2列組みや写真入りの凝ったデザインには不向きです。
方法3: メニュー表専用サービスを使う
メニュー表づくりに特化したサービスを使う方法です。デザインはあらかじめプロが整えたものが用意されていて、店主はメニュー名と価格を入力するだけ。レイアウト調整という一番難しい作業をしなくて済むのが特長です。多くは有料ですが、更新のたびにかかる手間を考えると、メニューの入れ替えが多いお店ほど元が取りやすい方法です。
| 方法 | 費用 | デザインの自由度 | 操作の手軽さ | 向いているお店 |
|---|---|---|---|---|
| デザインアプリ(Canva等) | 無料〜 | 高い | 慣れが必要 | デザインにこだわりたい |
| Word・Googleドキュメント | 無料〜 | 低い | 比較的簡単 | 文字だけのシンプルな表でよい |
| メニュー表専用サービス | 月額制が多い | 整った型から選ぶ | 入力するだけ | 更新が多い・手間をかけたくない |
「一度作ったらしばらく変えない」お店は無料アプリ、「季節や仕入れでよく変わる」お店は専用サービス、というように更新頻度で選ぶと失敗しにくくなります。
スマホ作成でつまずきやすいポイント
スマホだけでもメニュー表は作れますが、パソコンと勝手が違う部分もあります。あらかじめ知っておくと、途中で挫折しにくくなります。
細かいレイアウト調整が指では大変
小さな画面で文字や写真の位置を指で微調整するのは、想像以上に根気がいる作業です。品目が増えるほど「1行だけずれる」「価格の位置がそろわない」といった調整に時間を取られます。デザインアプリを使う場合は、テンプレートの構成をなるべく崩さずに文字だけ差し替えるのがコツです。
日本語フォントの選択肢
海外製のアプリでは、英語フォントは豊富でも日本語フォント(書体)の選択肢が少ないことがあります。テンプレートの見本は格好よくても、日本語に置き換えると印象が変わる場合があるので、和食店など雰囲気を重視するお店は、日本語表示での見え方を必ず確認しましょう。
A4サイズの設定を忘れがち
SNS投稿用の正方形サイズなどで作り始めてしまい、印刷段階でサイズが合わないケースがよくあります。印刷して使うメニュー表は、最初に用紙サイズをA4に設定してから作り始めるのが鉄則です。
PDF書き出しの方法がアプリごとに違う
印刷にはPDF形式(レイアウトが崩れない保存形式)のファイルが適していますが、書き出しメニューの場所や名称はアプリによってまちまちです。「ダウンロード」「共有」「エクスポート」などの項目からPDFを選べることが多いので、作り始める前に一度試しておくと安心です。
スクリーンショットを印刷用データとして使うのは避けましょう。画面解像度のままでは印刷時に文字がにじみやすく、余白も意図しない形になります。必ずPDFで書き出してください。
作ったメニュー表を印刷する方法
スマホで作ったメニュー表を紙にする方法は、主に2つあります。
お店のプリンターで印刷する
プリンターをお持ちなら、スマホから直接印刷できる機種が増えています。各メーカーの純正アプリを入れれば、Wi-Fi経由でPDFをそのまま印刷できます。ただし家庭用インクジェットは色ベタの多いデザインでインク代がかさみがちで、用紙によっては波打つこともあります。
コンビニのマルチコピー機で印刷する
プリンターがなくても、コンビニのマルチコピー機で印刷できます。PDFをネットワークプリントなどのサービスに登録し、店頭の機械で番号やQRコードを読み込むだけです。料金はA4カラーで1枚80円前後(白黒は20円前後)が目安で、最新の料金は店頭や各サービスの公式サイトでご確認ください。業務用のレーザー印刷なので発色が安定しており、1枚から必要な分だけ刷れるのも利点です。具体的な手順はメニュー表をコンビニで印刷する方法で詳しく解説しています。
更新が多いお店には専用サービスという選択肢
ここまでの流れをまとめると、スマホでのメニュー表づくりは「アプリで作成 → PDFに書き出し → 印刷サービスに登録 → 店頭で印刷」という手順になります。一度きりなら問題ありませんが、値上げや品目の入れ替えのたびにこれを繰り返すのは、営業の合間には意外と重い作業です。
MenuPrint(メニュープリント)は、この繰り返し作業を減らすためのメニュー表専用サービスです。スマホのブラウザでメニュー名や価格を入力すると、店舗専用に整えたデザインへ反映されます。アプリのインストールは不要です。全プランでPDFを保存でき、スタンダードプラン以上では、ローソン・ファミリーマート向けの印刷用QRコードまたはユーザー番号を発行できます。
月額980円(税込)からの3プランで、初期設定費用と印刷代は別途かかります。実際の入力項目や保存・印刷までの操作は、MenuPrintのかんたん編集ページで画面付きで確認できます。