結論

ネットワークプリントは、スマホからファイルを登録 → 発行された8桁のユーザー番号を店頭のコピー機に入力 → 印刷という3ステップで使えます。アプリは必須ではなく、ブラウザだけでも完結します。

  • 使えるコンビニ――ローソン・ファミリーマート・ポプラグループ・ミニストップ(セブンイレブンは別サービスのnetprint)
  • 料金――A4カラー60円/A4白黒20円/A3カラー100円(両面は面ごとに課金)
  • 保存期限――会員登録なしで8日間、登録ありなら1〜30日で指定可能

「お店にカラープリンターがない」「チラシを1枚だけ急いで刷りたい」「POPを今日中に張り替えたい」。そんな場面で役立つのが、ネットワークプリントです。ローソンとファミリーマートのマルチコピー機から使えるクラウド印刷サービスで、スマホからPDFを登録しておくだけで、近くのコンビニで24時間いつでも印刷できます。

この記事では、ネットワークプリントのしくみと会員登録の有無による違い、スマホでの登録から店頭印刷までの具体的な手順、そして店舗運営での便利な使い方を解説します。メニュー表・チラシ・POPなどの印刷物を自分で手軽に用意したい方にとって、実用的な内容となっています。

ネットワークプリントとは

ネットワークプリントはシャープが運営するクラウド印刷サービスです。スマホやパソコンからPDF・画像ファイルを事前にアップロードしておくと、ローソンとファミリーマートに設置されたマルチコピー機から印刷できます。

似たサービスにセブンイレブンの「netprint(ネットプリント)」がありますが、運営会社・操作方法・対応コンビニが異なります。ローソンかファミリーマートが近くにある場合は、この記事で解説するネットワークプリントを使います。

なお、どちらのサービスも「ネップリ」と略して呼ばれることがあります。SNSなどで「ネップリのやり方」と書かれている場合、セブンイレブンのnetprintを指していることも、ローソン・ファミマのネットワークプリントを指していることもあります。どのコンビニで印刷するかで使うサービスが決まるので、まず近くの店舗を確認してください。

ネットワークプリントが使えるのは、ローソン・ファミリーマートのほかポプラグループ・ミニストップです。同じユーザー番号で、どの店舗でも同じように出力できます。

会員登録あり・なしの違い

ネットワークプリントは会員登録なしのゲスト利用にも対応しています。ただし、登録状態によって使い勝手が変わります。

利用形態ファイルの保持期間(目安)登録可能点数(目安)
会員登録なし(ゲスト)8日間1回の登録につき数点
会員登録あり(無料)1〜30日(自分で指定)複数点を保存して管理できる

会員登録をすると、ファイルごとに保存日数を1〜30日の範囲で指定できます。毎月決まった日にメニュー表を刷り替えるなら、保存日数を長めに設定しておくと登録し直しの手間が減ります。保持期間・登録点数はサービスの仕様変更により変わることがあります。最新の詳細はネットワークプリントの公式サイトでご確認ください。継続的に使う場合は無料の会員登録をしておくと、急な印刷ニーズにもすぐ対応できます。

ポイント

会員登録はメールアドレスがあれば無料でできます。一度登録しておくと、スマホアプリからワンタップでファイルを追加・管理できるため、日常的に使う店舗には特におすすめです。

登録から印刷までの手順

スマホを使った一般的な手順を紹介します。パソコンからも同様の流れで操作できます。

スマホでファイルを登録する

  1. 印刷したいファイルを用意する。メニュー表・チラシ・POPなど、A4サイズで作成したPDFを推奨します。
  2. ネットワークプリントのアプリまたはWebサイトを開く。App Store・Google Playで「ネットワークプリント」を検索するとアプリが見つかります。
  3. ファイルをアップロードする。「文書プリント」を選び、用意したPDFを選択します。会員登録なしの場合はゲスト利用を選びます。
  4. ユーザー番号を控える。アップロードが完了すると、8桁のユーザー番号(英数字)が発行されます。この番号を店頭で入力します。

店頭のマルチコピー機で印刷する

  1. ローソンまたはファミリーマートのマルチコピー機の画面で「ネットワークプリント」を選ぶ。
  2. ユーザー番号(8桁)を入力する。
  3. 印刷したいファイルと用紙サイズ(A4)・カラーを選択する。
  4. 料金を現金または対応する電子マネーで支払い、印刷を実行する。nanacoはセブンイレブン専用なので、ローソン・ファミリーマートでは使えません。小銭を用意しておくと確実です。
  5. 印刷物を取り出して完了。

A4カラーは1枚60円前後(白黒は20円前後、両面は120円前後)が目安です。料金は改定されることがありますので、最新の金額は店頭またはサービスの公式サイトでご確認ください。

ローソンでの手順

ローソンのマルチコピー機は、トップ画面に大きく「ネットワークプリント」のボタンがあります。

  1. トップ画面で「ネットワークプリント」を選ぶ
  2. ユーザー番号(8桁)を入力する
  3. 登録したファイルの一覧から印刷するものを選ぶ
  4. 用紙サイズ・カラー/白黒・部数を確認する
  5. 硬貨または対応する電子マネーで支払い、プリントを開始する

ローソンの店舗では「Loppi」と混同されることがありますが、Loppiはチケット等の端末で、印刷はマルチコピー機のほうです。コピー機は雑誌棚の近くやレジ横に置かれていることが多くなっています。

ファミリーマートでの手順

ファミリーマートもローソンと同じシャープ製の機種なので、操作の流れは同じです。画面のデザインと、ボタンの並び順が多少違う程度と考えて差し支えありません。

  1. トップ画面で「プリントサービス」→「ネットワークプリント」の順に選ぶ
  2. ユーザー番号(8桁)を入力する
  3. ファイルを選び、用紙サイズ・カラーを指定する
  4. 支払って印刷する
ポイント

ローソンとファミリーマートで料金も操作もほぼ同じなので、近いほうへ行けば大丈夫です。同じユーザー番号がどちらでも使えるため、「昨日はローソン、今日はファミマ」という使い方もできます。ポプラグループ・ミニストップでも同様です。

印刷できる用紙サイズと料金

用紙白黒カラー店舗での用途
A420円60円メニュー表・POP・貼り紙
B520円60円卓上の小さな案内
B420円60円見開きメニュー
A320円100円壁面ポスター
A4光沢紙80円120円写真を見せたいメニュー
はがき30円70円DM・ショップカード

両面にすると表と裏でそれぞれ課金されるため、A4カラー両面は120円です。セブンイレブンを含めた3社の比較はコンビニのコピー料金・用紙サイズ早見表にまとめています。

店舗運営で便利な使い方

ネットワークプリントは「1枚から印刷できる」「24時間いつでも使える」「全国のローソン・ファミマで使える」という特長があります。これは店舗運営にとって大きなメリットです。

メニュー表・価格表の差し替え

値上げや季節メニューの追加のたびにメニュー表を刷り直す必要があります。印刷業者に発注すると数日かかることがある一方、ネットワークプリントならデータを更新してすぐ近くのコンビニへ向かえばその日中に手元に届きます。テスト的に1枚だけ確認印刷したい場合にも重宝します。

チラシ・DM・案内状

近隣への投込みチラシや期間限定イベントの案内を少部数だけ急ぎで用意したいとき、印刷会社への入稿を待たずにコンビニで完結できます。数十枚程度の小ロットなら、コンビニ印刷の単価でも十分現実的です。

店内POP・張り紙

「本日のおすすめ」「売り切れ」「臨時休業」など、その日の状況に応じた張り紙をその場で作って印刷できます。手書きで済むケースも多いですが、デザインを整えたPOPをすぐ出力できる環境があると店舗のクオリティが上がります。

スタッフ募集の貼り紙

アルバイト・パート募集の張り紙も、条件が変わるたびに作り直す機会があります。ネットワークプリントなら最新の情報に差し替えた版を数分で用意できます。

ポイント

旅行先や出張先で急に印刷が必要になったときも、ローソン・ファミリーマートは全国にあるため、登録済みのファイルをどこからでも印刷できます。本部や複数店舗の担当者がいる場合も、同じファイルを異なる場所から印刷できるのが便利です。

使うときの注意点

注意

ネットワークプリントを使うときは、次の4点を事前に確認しておくと失敗を防げます。

ファイルサイズの上限に注意する

1ファイルあたりのアップロード上限は数MB〜10MB前後が目安です。写真をたくさん使ったPDFや、解像度を高く設定したファイルは容量が大きくなりがちです。アップロードに失敗した場合は、画像を圧縮してからPDFを再作成してください。正確な上限はネットワークプリントの公式サイトでご確認ください。

保持期限切れに注意する

一度アップロードしたファイルは、保持期限を過ぎると自動的に削除されます。「先週登録したファイルをもう一度印刷しようとしたら消えていた」という状況になりやすいので、定期的に使うファイルは期限前に登録し直す運用を習慣にしましょう。

画像よりPDFで登録する

JPEGやPNGの画像ファイルでも印刷はできますが、文字のにじみや意図しない余白が入ることがあります。A4サイズで作成したPDFを登録するのが最も品質が安定します。WordやCanvaで作成した場合も、印刷前にPDF書き出しを行ってください。

フチあり印刷になる

マルチコピー機の印刷は用紙の端まで色を塗りつぶす「フチなし印刷」には対応していません。背景色や写真をページの端まで敷き詰めたデザインは、外周に数ミリの白いフチが入ります。デザインを作る際は、重要な文字や画像をページの端から少し内側に配置しておくと安全です。

コンビニ印刷全般の手順や料金の比較は、メニュー表をコンビニで印刷する方法(ローソン・ファミマの手順と料金)もあわせてご覧ください。

メニュー表なら番号入力すら不要にできる

ここまで解説したネットワークプリントの一般的な使い方では、毎回「ファイルをアップロードしてユーザー番号を取得し、マルチコピー機で入力する」という手順が必要です。メニュー表のように更新頻度が高い印刷物には、この手順が積み重なると意外と手間に感じることがあります。

MenuPrint(メニュープリント)は、スマホのブラウザでメニュー名と価格を書き換えるだけでプロ品質のメニュー表が仕上がり、発行されたQRコードをローソン・ファミリーマートのマルチコピー機にかざすだけで印刷できるサービスです。アップロード作業も番号入力も不要で、「コンビニに着いたらQRをかざして印刷完了」という流れになります。

月額980円(税込)〜の3プラン(980円・1,980円・2,980円)があり、アプリのインストールは不要です。印刷代はA4カラー片面60円〜・両面120円〜となっています。初回相談は無料ですので、詳細はサービストップページからお気軽にお問い合わせください。

メニュー表の更新と印刷を、もっとシンプルに

スマホで価格を書き換えてQRをかざすだけ。月額980円(税込)〜、初回相談は無料です。

MenuPrintを詳しく見る 登録不要で編集画面を試す

よくある質問

ネットワークプリントは会員登録しないと使えませんか?
会員登録なしのゲスト利用でも使えます。ただし、ゲスト利用ではファイルの保持期間が1日程度と短く、登録できる点数にも制限があります。継続的に使う場合は無料の会員登録をしておくと、ファイルを1週間程度(目安)保持できるため便利です。最新の仕様はネットワークプリントの公式サイトでご確認ください。
アップロードできるファイルのサイズ上限はありますか?
ネットワークプリントにはPDF1ファイルあたりのサイズ上限があります(目安として数MB〜10MB前後)。写真を多く使ったファイルは容量が大きくなりやすいため、アップロードに失敗した場合は画像を圧縮してからPDFを作り直してください。正確な上限は公式サイトでご確認ください。
ファイルを登録してから何日間印刷できますか?
会員登録なし(ゲスト)の場合は1日程度、会員登録済みの場合は1週間程度(目安)が保持期間です。期限を過ぎると自動削除されるため、定期的に使う場合は会員登録のうえで都度アップロードし直す運用がおすすめです。最新の保持期間は公式サイトでご確認ください。
ネットワークプリントでA4カラー印刷するといくらかかりますか?
A4カラーで1枚60円前後が目安です(白黒は20円前後)。両面印刷に対応した機種なら両面120円前後で印刷できます。料金は時期や改定により変わることがありますので、最新の金額は店頭またはネットワークプリントの公式サイトでご確認ください。
ネップリのやり方を教えてください。ローソンとファミマで違いますか?
「ネップリ」はネットプリント/ネットワークプリントの略称です。ローソン・ファミリーマートで使うのはシャープのネットワークプリントで、スマホからファイルを登録して発行される8桁のユーザー番号を、店頭のマルチコピー機に入力して印刷します。ローソンとファミリーマートは同じ機種を使っているため操作はほぼ同じで、画面のデザインとボタンの並びが少し違う程度です。同じユーザー番号がどちらの店舗でも使えます。セブンイレブンだけは別サービス(netprint)になります。
ネットワークプリントはローソンとファミリーマート以外でも使えますか?
ポプラグループとミニストップのマルチコピー機でも使えます。ローソン・ファミリーマートと同じユーザー番号で、同じように出力できます。逆にセブンイレブンでは使えません。セブンイレブンで印刷する場合は、富士フイルムが運営する別サービスのnetprint(ネットプリント)にファイルを登録し直す必要があります。
登録したファイルが印刷できなくなりました。なぜですか?
保存期限が切れている可能性が高いです。会員登録なしのゲスト利用では8日間、会員登録をしている場合は登録時に指定した1〜30日で自動的に削除されます。期限が切れたファイルは同じユーザー番号では呼び出せないため、登録し直してください。このほか、ファイルサイズの上限を超えている、対応していない形式で登録している、という原因も考えられます。