テーブルの上にちょこんと立つ三角のPOP——「テーブルテント」とも呼ばれる卓上POPは、お客様が食事中ずっと視界に入る、店内で最も強い広告枠です。ここに季節のデザートやおすすめドリンクを置いておくだけで、「あと一品」の注文は目に見えて変わります。
専用のスタンドを買わなくても、三角POPはA4用紙1枚を折るだけで作れます。この記事では、折り方の手順から、両面から読めるデザインのコツ、載せる内容の選び方まで解説します。
すぐ作りたい方へ: 下の完成例と同じ三角POPを、登録不要の編集画面で品名と価格を書き換えて、そのままPDFにできます(無料・保存はされません)。
A4用紙1枚でできる三角POPの折り方
用意するものはA4用紙1枚だけです。A4を縦向き(210×297mm)のまま使います。長いほうの辺(297mm)を3等分するので、1面あたり210×99mmになります。
- A4を縦向きに置き、長い辺を3等分に折る――上から約99mmずつ、2本の折り線をつけます。きっちり測らなくても、端をそろえて折れば大丈夫です。
- 三角柱になるように立てる――2つの折り線で山を作ると、2つの面+底面の三角柱になります。
- 底を固定する――重なった底面をテープで留めるか、切り込みを入れて差し込みます。ラミネート加工をしてから折ると、紙にコシが出て固定なしでも安定しやすくなります。
印刷データを作るとき、上段と中段に同じ内容を天地逆(上下さかさま)に配置しておきましょう。中央で折って立てると、両側の面がどちらも正しい向きになります。向かい合った席のどちらからも読めるのが三角POPの強みです。
A4の展開図(折り線の位置)
折る前の状態を図にすると、次のようになります。A4を縦に置き、上から99mm・198mmの位置に折り線を入れるだけです。
面3は底面になって見えなくなるので、印刷は不要です。面1と面2に同じ内容を入れておくと、向かい合った席のどちらからも読めます。
この三角POPを、そのまま作ってみる
上の完成例は、登録不要の編集画面でそのまま開けます。スマホで品名・説明・価格を書き換えて「プレビュー」を押すと、表と裏(天地逆)の両面に同時に反映されます。できあがったらPDFで保存して、コンビニのマルチコピー機でA4カラー印刷するだけです。
この三角POPを編集してみる(無料) MenuPrintとは三角柱と三角錐(ピラミッド型)の違いと折り方
「三角ポップ」には、この記事で作った三角柱(横に長い山型。2面+底面)と、三角錐(4つの三角面が頂点で集まるピラミッド型)の2種類があります。卓上で両側から読ませるなら三角柱、正方形のスペースで4方向から見せたい・置物のように立てたいなら三角錐が向いています。
- 三角柱(A4縦・3等分)――上の手順のとおり、A4を縦向きのまま長い辺(297mm)を3等分に折り、底面を留めます。1面あたり210mm×99mmの横長の面ができ、メニューや写真を大きく載せられます。
- 三角錐(A4から正方形を切り出す)――A4の短い辺(210mm)に合わせて正方形に切り、対角線で2回折って中心に折り目をつけます。1本の対角線に沿って中心まで切り込みを入れ、切り込みの両側の三角を重ねてテープで留めると、3つの面が立ったピラミッド型になります。1面は三角形なので、載せる文字は1〜2行に絞ります。
- ラミネートするなら三角柱――三角錐は切り込みと重ね貼りが必要なので、ラミネート後には折りにくくなります。汚れやすい卓上で長く使うなら、ラミネートしてから折れる三角柱が扱いやすい形です。
卓上POPスタンドと、紙を折る三角POPの使い分け
卓上に案内を立てる方法は、紙を折る三角POPだけではありません。100円ショップや文具店で買えるスタンドを使う手もあります。どちらがよいかは差し替える頻度で決まります。
| 方法 | 1台あたりの費用 | 差し替え | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 三角POP(紙を折る) | 印刷代のみ(A4カラー60円〜) | 刷り直して折り直す | 毎月内容が変わる。卓数が多い |
| L字アクリルスタンド | 100〜300円程度 | 紙を差し替えるだけ | 枠は固定で中身だけ変える |
| クリップ式スタンド | 200〜500円程度 | 挟み替えるだけ | サイズが一定しない掲示 |
| 木製・金属製スタンド | 500円〜 | 紙を差し替える | 内容をあまり変えない常設の案内 |
スタンドを買うと初期費用はかかりますが、紙を差し替えるだけで済むぶん毎回の手間は減ります。ただし10卓・20卓と数がある店では、スタンド代だけで数千円になります。卓数が多く、内容も月単位で変わるなら、紙を折る三角POPのほうが現実的です。
両方を使い分けているお店もあります。「常設のWi-Fi案内やQRコードはアクリルスタンド、季節のおすすめは紙の三角POP」という形です。変わらないものはスタンド、変わるものは紙と決めておくと迷いません。QRコードを載せる場合の注意点はQRコード付き店頭POPの作り方にまとめています。
載せる内容は「あと一品」に絞る
卓上POPが見られるのは、注文を終えて食事をしている時間です。つまり、これから追加で頼めるものを載せるのが最も効果的です。
- デザート・食後のドリンク――「食後に自家製プリンはいかがですか」は、卓上POPの王道です。
- 季節限定・数量限定品――「今だけ」の一言は、追加注文の強い後押しになります。
- 2杯目の提案――居酒屋なら「2杯目は季節の日本酒どうぞ」のような提案が自然です。
- QRコード――SNSフォローやクチコミの案内は、滞在時間が長い卓上と好相性です。作り方はQRコード付き店頭POPの作り方で解説しています。
1つのPOPに載せるのは1テーマだけにしましょう。デザートとSNSと求人が同居した三角POPは、結局どれも読まれません。面が2つあるので、「表はデザート、裏もデザート」が基本。テーマを変えたければPOP自体を分けます。
きれいに保つ・長持ちさせる
- ラミネートで汚れに強く――卓上は水滴・油・調味料で最も汚れやすい場所です。100円ショップの手貼りラミネートでも十分効果があります。
- 数枚まとめて刷っておく――汚れたらすぐ交換できるよう、同じPOPを卓数分+予備で刷っておくと安心です。コンビニ印刷ならA4カラー1枚60円前後なので、10卓分でも1,000円弱です(サイズ別の料金はコンビニのコピー料金一覧)。
- 月1回は内容を入れ替える――同じPOPが置きっぱなしだと、常連のお客様の風景に溶け込んで見えなくなります。月替わりで内容を変えると、そのたびに「おっ」と見てもらえます。
月替わりの入れ替えを仕組みにする
三角POPは「作るのは簡単、続けるのが難しい」掲示物です。毎月内容を変えようと思っても、デザイン作業が面倒でつい先延ばしになります。
MenuPrint(メニュープリント)なら、POPのデザインを一度設定しておけば、翌月はスマホで品名と価格を書き換えるだけ。QRコードをコンビニのマルチコピー機にかざせば、その場で必要枚数を印刷できます。メニュー表の更新とあわせて、卓上POPの月替わりもルーチンにしてしまいましょう。月額980円(税込)〜、初回相談は無料です。